
株式会社宝島社が2018年5月28日に発売した『万引き家族』は、5刷り14万部を突破した。また、現在世界8か国以上で発売が決定しているという。
同書は、第71回カンヌ国際映画祭で最高賞の<パルムドール>を受賞した映画『万引き家族』の小説版で、是枝監督自ら書き下ろした作品。
映画では語り尽くせなかった人物の背景や感情が描かれており、登場人物の内なる想いがひとつひとつ丁寧に回収されている。
また、登場人物たちが劇中では発することがなかった“声にならない声”や、彼らの過去や背景が明らかになることで、作品のメッセージがより鮮明になる。
定価は、1,300円(税抜)。 (慶尾六郎)