世界は三度死んでいる・・・『スギハラ・ダラー』

スティーブンが金沢で仕込んだリーマン・ショック情報。マイケルが9.11前後に目撃した金融市場の奇々怪々。前作『ウルトラ・ダラー』テロリストの資金源を追った名コンビは、やがて屍の上に築かれた仕掛けに辿りつく。
杉原千畝が救ったユダヤ難民が革命的な金融商品を産み続けて半世紀、その苦難の航跡がすべての始まりだった！


表題の「スギハラ」とは、第二次世界大戦中、在リトアニアの日本領事館に押し寄せたユダヤ難民に通過ビザを発給して、六千人もの命を救った日本人外交官・杉原千畝氏を指しています。
後に世界を変えることになる金融先物商品を世に送り出した、 シカゴ金融界の革命児も杉原が押した「命のビザ」により生き延びました。

『スギハラ・ダラー』（2月25日発売）の刊行を記念して手嶋龍一氏のサイン会が開催されます。『たそがれゆく日米同盟』、『外交敗戦』を発表している著者は、二十年以上も前から日米同盟の亀裂に警鐘を鳴らしてきた。
2006年のインテリジェンス小説『ウルトラ・ダラー』は、「日々のニュースがこの小説を追いかけている」と驚異の目で評され、大ベストセラーに。
そして『スギハラ・ダラー』には、ワシントン支局長だった9.11当時の取材と見聞が縦横に生かされています。東アジアのインテリジェンス・マスター の呼び声が高い同氏。この機会にぜひ著書を購入しサイン会にも参加されてはいかがでしょうか。





手嶋龍一オフィシャルサイト

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