
株式会社世界文化社は、玉村豊男著「病気自慢 からだの履歴書」(発行:世界文化クリエイティブ)を発売した。
8つの病院に14回入院した著者による「病気自慢」
肝ガンが見つかり、現在も検査・治療中の人気エッセイストが、自らの病気遍歴を軽妙なタッチで綴る。
外反母趾、肥満、交通事故による頭部挫傷と左耳裂傷、原因不明の大量吐血、肝炎、アレルギー、糖尿病、胃潰瘍、痛風、白内障、そして肝ガン。
37歳から72歳までの36年間に、8つの病院に14回入院した「病気の自慢話」は、エスプリとユーモアに溢れている。しかし、軽妙な文体の奥には、死と向かい合い、日々の暮らしを生きる著者の真摯な姿勢が感じられる1冊だ。
<著者プロフィール>
玉村豊男(たまむら・とよお) エッセイスト・画家・ワイナリーオーナー。1945年東京生まれ。
東京大学フランス文学科卒。1968年パリ大学言語学研究所留学。1972年より文筆業。1983年長野県軽井沢町、1991年同県東部町(現・東御町)に移住して農園を開き、2004年よりヴィラデスト ガーデンファーム アンド ワイナリー開業。
2007年元箱根に玉村豊男ライフアートミュージアム開館。2014年日本ワイン農業研究所を設立し、アルカンヴィーニュ(ワイナリー)を拠点とする千曲川ワインアカデミーを開講。著書多数。
(慶尾六郎)