
株式会社ほぼ日は、東京大学教授で脳研究者の池谷裕二さんとハリウッドで活躍するアーティスト田島光二さんが描く、人が生きる理由と法則本『生きているのはなぜだろう。』を発売した。
人が生きることの理由にたどりつく物語
これは、ある日学校で怪我をした主人公。「怪我はどうして数日経つと治るのか?」を入口に、人が生きることの理由にたどりつく物語。
東京大学の新入生向けに、池谷さんが毎年行う講義内容でもあり、その科学的な理論をビジュアルの絵本で伝えられるように平易に書きおろしたもの。
絵は、映画界で世界的に活躍するコンセプトアーティストの田島光二さんが担当。池谷さんの考えと物語を支える理論を理解することからはじめ、何度も話し合いやラフスケッチを重ねて、3年以上の年月をかけて完成させた。
3D2Dあわせ、田島さんがこれまで手がけたどの作品とも違う、まったく新しいタイプの絵への挑戦となった。巻末には、池谷裕二さんによる解説が入っている。 (慶尾六郎)