
新潮社は、沖縄米軍基地問題研究を牽引する一人である国際政治学者・野添文彬氏(沖縄国際大学准教授)の新刊『沖縄県知事 その人生と思想』(新潮選書)を、新潮社より9月22日(木)に刊行した。
沖縄県知事の仕事に着目することで、沖縄問題に新たな光を当てる書籍
「沖縄県知事」を題材とする史上初の書籍である同書は、歴代知事たちの生い立ちや思想から県政運営を論じることで、「基地か経済か」の二項対立では読み解けない沖縄問題の深層を解明し、硬直化した状況を解きほぐす糸口を提言する。
これまで沖縄を語る際には、「日米安保や米軍基地を受け入れ、経済振興を重視する保守」と「日米安保および米軍基地に反対し、平和や人権を重視する革新」という二項対立の構造が定番化していた。しかし、このような二項対立では沖縄県知事の政治行動は理解できない、と著者の野添氏は語る。
そのような沖縄県知事の仕事に着目することで、沖縄問題に新たな光を当てる書籍だ。
■書籍データ
【タイトル】沖縄県知事
【著者名】野添文彬
【発売日】9月22日(木)
【造本】四六変型
【本体定価】1,760円(税込)
【URL】
https://www.shinchosha.co.jp/book/603889/ (坂土直隆)