
株式会社新潮社は、12月6日(金)、宮島未奈さんの著作『成瀬は天下を取りにいく』が、新潮社主催の新人賞で史上初の三冠を達成したと発表した。
国内小説としては、異例の文学賞&アワード18冠に
『成瀬は天下を取りにいく』は、新潮社主催の新人賞である第20回「女による女のためのR-18文学賞」で、史上初の3冠(大賞、読者賞、友近賞)を獲得した「ありがとう西武大津店」を含む、著者のデビュー作。
主人公の滋賀県⼤津市に住む中学生・成瀬あかりが、我が道を突き進む姿が熱烈な支持を集め、2023年3月の発売時には、三浦しをん、辻村深月、西川貴教、東村アキコ、友近、Aマッソ・加納愛子など、12人ものの著名人から絶賛の推薦コメントが寄せられた。
その後も、デビュー作ながら本屋大賞はじめ、様々な文学賞&アワードを獲得した。そして、第59回新風賞を受賞し、国内小説としては異例の文学賞&アワード18冠に輝いた。
新風賞とは、全国地方書店の有志による書店新風会(1958年創立)が主催する賞。時代の思想・潮流を先覚し、斬新な出版活動によって、読者に感銘を与え、書店店頭活性化に貢献した出版物・団体・個人を対象にしている。
●書籍データ
【タイトル】成瀬は天下を取りにいく
【著者名】宮島未奈
【発売日】2023年3月17日
【造本】四六判
【定価】1,705円(税込)
(坂土直隆)