
株式会社商業界は、中小企業の経営者31人を取材し、それぞれが企業経営において座右の銘としている言葉をまとめた書籍『「いい会社」をつくった名経営者の言葉』を発刊した。
中堅・中小企業の経営者の中にこそ学ぶべき本質がある
同社によると、多くの優れた経営者が企業経営の苦難の中で気づいたことには、経営学という学問の世界にはない“経営の本質”があるという。
そして、ジャック・ウェルチ、スティーブ・ジョブズ、松下幸之助、本田宗一郎といった有名な経営者でなくても、中堅・中小企業の経営者の中にこそ私たちが学ぶべき素晴らしい経営者が数多くいる。
同書は、68万部のベストセラーになった『日本でいちばん大切にしたい会社』(あさ出版)に掲載された会社の経営者をはじめ、そうした地元で「いい会社だね」と言われるような身近な経営者を取り上げている点が類書とは大きく異なるという。
著者の綿密な取材に基づく、彼らの言葉と困難を乗り越えてたどり着いた過程は、読む者に多くの学びをもたらしてくれるだろう。
31人の名経営者とその言葉には強くてやさしい“人を大切にする経営”の本質があるとしている。 (慶尾六郎)