
株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワンは、この度『はじめての⼤拙 鈴⽊⼤拙 ⾃然のままに⽣きていく ⼀〇⼋の言葉』を発売した。
禅を世界に広めた鈴木大拙との対話が楽しめる1冊
禅を世界に広めた鈴木大拙。昭和初期、当時の禅研究の第一人者であった大拙は、海外に向け禅の思想を精力的に紹介した。
当時、執筆や講演活動を通して、禅を世界に知らしめ、多大なる影響を与えた。このことは、彼が発信した言葉自体に、いかに大きな力があったのかを物語っている。
しかし残念ながら、いまでは大拙の名前を知る人は少なくなった。その要因の一つは、禅語や仏教用語、研究者の専門用語など難解な用語が、彼を知る機会を遠ざけてしまっている点にある。
そこで、同書では難解な用語を極力排除し、日常的な言葉に置き換えることで、彼を知らなかった読者でも、大拙との対話を楽しめるような工夫を凝らした。 (慶尾六郎)