
マーケティング・広告・広報の専門誌を発行する株式会社宣伝会議は、『雑誌広告2.0』を、全国の有力書店とオンライン書店にて9月1日に発売した。
雑誌コンテンツの価値が改めて評価
雑誌の販売額や広告費が減少しているにもかかわらず、雑誌コンテンツの価値は改めて評価されている。
大量生産・大量消費を前提としたマーケティングが効きづらくなるなかで、オンライン・オフライン問わず、ターゲットに深く刺さるマーケティングを実施したい広告主は、熱量の高い読者コミュニティを有する雑誌の特性をよく理解し、上手く活用している。
また出版社のデジタルシフトは進んでおり、広告収入のうちデジタル広告が半数を占める出版社もある。
雑誌編集部と「動画」を制作してプロモーションをしたり、雑誌読者を「インフルエンサー」として起用したり、雑誌コラボ商品をつくってECサイトで販売したりと、広告主と雑誌の組み方は広がりを見せている。
雑誌本誌に広告を掲載する従来の雑誌広告が「1.0」だとすると、「2.0」とも言える変化をとらえ、どのように雑誌メディアを活用していけばいいのか。メディアプランを立てたい人に役立つ1冊といえる。 (慶尾六郎)