
株式会社主婦の友社は、4月30日(木)に『子どものうつがわかる本 早く気づいてしっかり治す』(監修 下山晴彦)を発売した。
子どものうつのサインに早く気づき、適切な方法でしっかり治療するための本である。
子どものうつには特有のサインがある
子どものうつ病が増えている。子どものうつには「腹痛、食欲不振など、体調として現れる」「かんしゃくを起こす」「イライラしやすい」「朝なかなか起きられなくなる」など、特有のサインがある。
また、子どものうつは発達障害から発することが多いこと、学校でのいじめや親の虐待などの経験が、うつ病につながることも知られるようになった。
同書は症状の悪化を防ぐための、正しい情報を紹介する。子どもがうつになった場合、早く気づいて適切な対応を行わないと、回復が遅れて病気が重くなるおそれがある。
ときには暴力、自傷、ひきこもり、自殺など、さまざまな問題行動につながる場合もある。子どものうつの悪化を防ぐには、正しい情報を知ることが大切だ。
同書では認知行動療法を解説している。これは、カウンセラーとの心理相談を行いながら症状の回復をめざす心理療法である。
「認知療法」と「行動療法」のふたつを合わせたもので、実際のようすや、それにより回復した子どもたちの実例も紹介する。
価格は本体1,500円(税込)。 (慶尾六郎)