
株式会社NHK出版は、「スペイン風邪」から新型コロナウイルス感染症まで、疫病に対する科学者たちの苦闘の歴史を克明に描いた『パンデミックの世紀』を5月31日(月)に発売する。
「起きるかどうかではなく、いつ起きるかの問題」
同書では10あまりの感染症について、病原体の特定に関わる困難だけでなく、感染症の報道をめぐるビジネス界の思惑や、新たな病気の発見という栄誉をめぐる科学者たちの競争などを含めた社会の反応について詳述している。
同書を読めば、現代はいかに疫病の流行が起こりやすい状況にあるかがわかる。著者は、新たな疫病の流行は「起きるかどうかではなく、いつ起きるかの問題」だと書いている。
著者マーク・ホニグスバウム氏は、ロンドン大学シティ校で医学史を教える上級講師でジャーナリスト。感染症の歴史を専門とし、学術活動のほか、科学をテーマにしたアニメーションの制作にも携わっている。
「パンデミックはどのようにして起こるのか?(How Pandemics Spread?)」:
https://www.youtube.com/watch?v=UG8YbNbdaco&t=34s <商品情報>
出版社:NHK出版
発売日:5月31日(月)
定価:3,850円(本体3,500円+税)
判型:四六判上製
ページ数:544ページ
URL:
https://www.amazon.co.jp/dp/4140818565 (慶尾六郎)