
株式会社文響社は、8月3日(木)に『博士が解いた人付き合いの「トリセツ」』を発売した。
理不尽で曖昧な人間社会を読みとく人間の取扱説明書
著者のカミラ・パン氏は、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンで生化学の博士号を取得した博士研究員。8歳で自閉症スペクトラム障害(ASD)、26歳で注意欠如・多動性障害(ADHD)の診断を受けた。
7歳のときに科学と出会い、その明晰で美しい世界に魅了された著者は、科学を人間社会のアナロジーとして用いることで人付き合いの術を学び、自分のために人間の取扱説明書を書き上げる。
同書は、数々の失敗と「実験」を重ねてきた博士が語る、周りと協調しながら、それでも自分らしく生きる方法を記したもの。共感まちがいなしの著者の失敗エピソードを起点に、明快な科学のレンズで、理不尽で曖昧な人間社会を読みとく。
生化学の博士論文の一部として執筆されたが、指導教官の助言によって分離され、著者は同書で王立協会科学図書賞の史上最年少受賞者となった。
【書籍基本情報】
『博士が解いた人付き合いの「トリセツ」』
カミラ・パン【著】
藤崎百合【訳】
定価 :1,848円(本体1,680円+税10%)
ページ数:352
判型:四六判
発売日:8月3日(木)
(坂土直隆)