朝日新聞出版は、朝日新書から『うさんくさい「啓発」の言葉 人“財”って誰のことですか?』を発売した。
一連の語句が引き起こす、違和感の正体に迫る
元共同通信社・朝日新聞社記者で、「新語・造語ウォッチャー」を名乗って活動する著者の神戸郁人氏は、街中にあふれる当て字や造語の起源に関心を持ってきた。
特に、「人財(人材)」「志事(仕事)」「最幸(最高)」など、本来の表記を書き換え、労働の価値やポジティブな感情を強調するような語句に注目した。いずれも求人票やビジネス本などで多用され、見聞きする者に前向きな印象を与える一方、ある種の「うさんくささ」を伴うと、指摘されている。
そこで同書では、経済誌における用例の採集や、各界の有識者に対するインタビューを通じて、一連の語句が引き起こす違和感の正体に迫った。
■書籍概要
・書名:うさんくさい「啓発」の言葉 人”財”って誰のこと
ですか?
・著者名:神戸郁人
・定価:957円(税込)
・発売日:4月12日
・判型 ページ数:新書判並製 256ページ
・販売先:
朝日新聞出版公式サイト:
https://publications.asahi.com/product/24772.htmlアマゾン販売サイト:
https://www.amazon.co.jp/ (坂土直隆)