株式会社KADOKAWAは、垣根涼介氏の直木賞受賞第一作となる『武田の金、毛利の銀』を、7月24日(水)に発売した。
歴史小説でありながら、現代社会にも通じる人間の業と心理の葛藤を描く
著者の垣根涼介氏は、2023年に『極楽征夷大将軍』で第169回直木三十五賞を受賞した。
今回の新作は、歴史小説でありながら現代社会にも通じる人間の業と心理の葛藤を書いた『光秀の定理』『信長の原理』に連なる内容となっている。
織田信長の密命を帯びた明智光秀が、武田・毛利両家の資金源を探る冒険の物語。騒乱の世で生き抜くために、金銀の流通とその戦略的重要性を掘り下げており、物資の流通、換金手段、経済戦略の要素が鮮やかに描かれている。「価値」の本質に迫った作品だ。
◆書誌情報
発売:7月24日(水)発売 ※電子書籍同日配信
定価:1,980円(本体1,800円+税)
頁数:328頁
装丁:高柳雅人
カバーイラスト:チカツタケオ
地図製作:REPLAY
体裁:四六判上製 単行本
初出::「小説 野性時代」2022 年12 月号〜2024 年2 月号
発行:株式会社KADOKAWA
書誌情報ページ:
https://www.books.or.jp/book-details/9784041112496 (坂土直隆)