
株式会社新潮社は、1948年に刊行されるやいなや、アメリカ中で大きな波紋を呼び起こしたトルーマン・カポーティの『遠い声、遠い部屋』の村上春樹氏による新訳を発売した。
「早熟の天才」と呼ばれたトルーマン・カポーティ初の長編小説
カポーティによって、本作『Other Voices, Other Rooms』が発表されたのは1948年のこと。日本では、河野一郎氏が『遠い声 遠い部屋』として訳出し、1955年に新潮社より発刊され、長らく愛読されてきた。
アメリカ文学の記念碑的作品にして、「早熟の天才」と呼ばれたトルーマン・カポーティ初の長編小説だ。
この『遠い声 遠い部屋』を大学時代に読んだのが、作家の村上春樹氏。「むせかえるような小説世界に、否応もなく引き込まれてしまった」という村上氏は、その後約半世紀の時を経て、自らの手で翻訳。
そして、本作『遠い声、遠い部屋』が誕生した。「本書の翻訳は難儀をきわめた」そうで、「原文の醸し出す芳醇な空気と、繊細にして大胆なリズムを再現すべく、力を振り絞りベストを尽くした」と語る。
■書籍データ
【タイトル】遠い声、遠い部屋
【著者名】トルーマン・カポーティ
【訳者名】村上春樹
【発売日】2026年2月28日
【造本】文庫
【定価】935円(税込)
【URL】
https://www.shinchosha.co.jp/book/209510/ (坂土直隆)