株式会社ヒューマンビジネス・コンサルティング(HBC)は、派遣から請負化を図る企業向けに、『HBC請負書式集2010』を発売した。
今回発売した『HBC請負書式集2010』は、主に製造派遣から請負への転換を図る企業向けに、請負化や行政監査で必要となる全ての書類をCD-ROM1枚に網羅しており、本書式集を基に請負現場を構築することにより、偽装請負をなくし、コンプライアンス遵守の体制が整備できるという。また、価格は、698,000円(税抜)となっている。
書式は、HBCがこれまでの企業請負化コンサルティングで培った経験から、10項目58種類をそろえており、大きく分けて、『対クライアント関係』と『内部統制関係』で構成されている。
『対クライアント関係』は、契約時の必要書類で、契約関係や受発注書類関係があり、これらの書類を整えることで、クライアントや労働局に対して、コンプライアンス遵守を証明できるという。また、『内部統制関係』は、実際に現場を運営する際の必要書類で、協定書類関係や経営・営業関係、組織管理関係などがあり、組織管理関係では、組織図や指揮命令系統図、現場レイアウト図で指揮命令系統を明確にし、社内に掲示することで、従業員に周知徹底するなどの有効活用ができる。
なお、本書式集に関連して、請負への転換を検討中の企業向けにセミナーが開催される。日時は、2010年4月15日午後2時~午後4時までで、受講料は、5,250円(税込)となっており、参加特典として、業務請負契約書雛形の無料ダウンロードが可能となっている。
派遣法の改正により請負契約の増加が見込まれるように、雇用形態が流動化しつつあるなかで、クライアントの信頼を損なわないためには、契約文書の整備と従業員の意識向上が重要となる。「やるべきこと」と「やるべきでないこと」を理解することにより、コンプライアンス実現へのハードルは低くなるだろう。
株式会社ヒューマンビジネス・コンサルティングHBC請負書式集に関するセミナー