
インプレスグループで電子出版事業を手がける株式会社インプレスR&Dは、2016年6月に発行したチャリティー書籍「熊本地震体験記−震度7とはどういう地震なのか?」(著者:井芹昌信)を、震災から1年となる2017年4月に全文をWebで公開し、震災後の1年間の出来事を記載した。
ほぼ全文をWebで公開
この書籍は、益城町出身の著者が実際に遭遇した熊本地震の体験を綴ったチャリティー書籍。
地震後1年を機に同書のほぼ全文をWebで公開。Web公開に合わせ、書籍では記載できなかった、その後に起こった家族の移住、闘病、家の撤去、仮説住宅での生活など、地震の影響で身に降りかかってきた数々の出来事を追記している。
著者は、災害への最大の備えは「想像する」ことだと述べている。Web版は、地震と共に生きていかなければならない日本人に、著者の体験を通してその材料を提供できればと願い公開したという。
なお、2016年11月に本書の収益の一部を熊本県益城町に寄付したが、本年3月までの収益にあたる83,800円を2回目の義援金として寄付する。(慶尾六郎)