
株式会社大和書房は、ニューヨークタイムズベストセラーの著者、スティーヴン・コトラーとピーク・パフォーマンスについての世界トップレベルの専門家であるジェイミー・ウィールが共同で執筆した書籍「ZONE」を発売した。
全米で次々にベストブックに選出
タイトルであるゾーンとは、前頭前野がオフラインになった状態を指すという。その状態は、「セルフレスネス」「タイムレスネス」「エフォートレスネス」「リッチネス」という四つの特徴で表現される。
その四つとは、
・批判的な自分の頭の中の声をシャットアウトし、自信に満ちた自分を得る(セルフレスネス)
・集中力と注意力の劇的なアップによって、一秒あたりのデータ処理速度があがる(タイムレスネス)
・6つの脳内物質の分泌によって究極の快感を得るために無限の意欲がわく(エフォートレスネス)
・共通点のまったくない考えと考えを結びつける水平思考によって、創造力が爆発的に高まる(リッチネス)
こうした体験は、かつては50年以上の修行をした僧侶にしか、あるいは、命をかけた危険なエクストリーム・スポーツをする人たちしか知らなかったという。
しかし、心理学、脳神経科学、薬学、テクノロジーの進化によって、誰もが簡単に、かつ安全に体験できる時代になった。この書籍は、新しい自分改革法を解説したもの。 (慶尾六郎)