
インプレスグループでデザイン分野のメディア事業を手がける株式会社エムディエヌコーポレーションは、『フランスの美しい配色 キーカラーで選べる配色見本アイデア帖』を発売した。
フランス固有の51色の解説と配色パターンを引けるハンドブック
色や配色には、国固有の文化や歴史、芸術などが色濃く反映されている。たとえば、国旗は色や形で国家の成り立ちや歴史、宗教、文化、資源や風土などを象徴している。
フランスの国旗「青・白・赤」のそれぞれの色にも、聖母マリアを象徴する青、カール大帝の赤、聖ジャンヌ・ダルクを象徴する白の三色の意味が込められている。
同書は、「ヴェルミヨン(鮮紅色)」や「ブルー・ド・ロワ(王の青)」、ゴッホの愛した「ジョーヌ・ドゥ・クローム(クローム・イエロー)」などといったフランス固有の51色について、色の解説と配色パターンをキーカラーから引ける配色ハンドブック。
紙面では、個々の色のイメージがわかる写真、色の由来や歴史的な背景などとともに解説。加えてキーカラーを使った配色パターンを豊富なデザインサンプルとともに展開した。
CMYK・RGB・Webカラーの3つの数値で掲載された配色は、Webや紙などの作品に活かすことができる。 (慶尾六郎)