
株式会社新潮社は、スウェーデンで大ベストセラーになった『スマホ脳』(著者は精神科医のアンデシュ・ハンセン氏)を11月18日(水)に発売した。
スマホが脳に与える恐ろしい影響に警鐘を鳴らした1冊
著者のアンデシュ・ハンセン氏は、は、ノーベル賞選定で知られる名門カロリンスカ医科大学を卒業後、ストックホルム商科大学にて経営学修士(MBA)を取得したという異色の経歴の持ち主。前作『一流の頭脳』は世界的ベストセラーとなった。
続く新作『スマホ脳』は、脳科学的見地からスマホが脳に与える恐ろしい影響に警鐘を鳴らした1冊。発売直後に国内でベストセラーとなり、42週にわたってベスト20にランクイン、世界13ヶ国に版権が売れた。
中でも衝撃を受けたのは教育大国として知られるスウェーデンの教育界だ。学校からの著者への講演依頼が急増、彼の提案する改善メソッドを現場に取り入れる学校が日に日に増えていったという。
恐るべき事実を指摘
なぜスティーブ・ジョブズはわが子にiPadを与えなかったのか? 教育大国スウェーデン発、衝撃の書『スマホ脳』がついに日本発売!最新の脳科学研究が明らかにする、恐るべき真実。
最新の脳科学の膨大な実験結果をもとに、医学者である著者は次々と恐るべき事実を指摘している。以下にその一部を紹介する。
・現代人は、10分に1回スマホを手に取っている。触る回数は1日平均2,600回に及ぶ。
・スマホと睡眠障害の関係も報告されている。いまや先進諸国で睡眠障害で医者を訪れる人は9人に1人に及んでおり、スマホの影響は否定できない。
・10代の若者の2割はスマホに1日7時間を費やしている。このまま若者がSNSを使えば、80年の人生では5年はスマホに使うことになるだろう。
・学習現場では、スマホを傍らに置くだけで学習効果、記憶力、集中力が低下するという実験結果が報告されている。
【タイトル】『スマホ脳』(新潮新書)
【発売日】11月18日(水)
【造本】新書判
【本体定価】980円(税抜)
https://www.shinchosha.co.jp/book/610882/ (慶尾六郎)